釧路は日本で唯一、今もなお石炭の坑内掘りを行っている街です。明治時代に安田財閥の安田炭鉱が石炭採掘を開始。大正時代からは太平洋炭鉱株式会社が事業を継承し、最盛期には年間
261万トンもの石炭を採掘して釧路を支える産業のひとつとなりました。石油へのエネルギー転換により国内の炭鉱が次々と閉山された中、現在も規模を縮小しながら釧路コールマイン株式会社が採炭業務を行っています。
釧路コールマイン株式会社(旧太平洋炭鉱株式会社)選炭工場
春採湖のほとりにある太平洋石炭販売輸送臨港線(旧釧路臨港鉄道)では、選炭工場の並びの「春採駅」から釧路港の南埠頭「知人駅」まで約4km、今も石炭を積んで走る列車の姿を見ることができます。
春採湖の外周に沿った炭鉱列車の線路
千代ノ浦の海岸線を走る炭鉱列車
炭鉱列車は大体14時~15時の間に、春採駅から釧路港の南埠頭を往復します。春採湖や千代ノ浦の景色に溶け込む炭鉱列車の雄姿は、カメラマンにも人気です。
炭鉱列車の終点、石炭の集積所のある釧路港の南埠頭「知人駅」は一般の人は立ち入れませんが、釧路崎灯台付近から全景を見下ろすことができます。採掘された石炭が製品化され、炭鉱列車で運ばれて港で下ろされるまでのルートをたどれば、他とは少し違う釧路の観光コースになります。
※2019年6月末、残念ながら太平洋石炭販売輸送臨港線(旧釧路臨港鉄道)は全線廃止となりました。
Kushiro is a city that is doing the only, the still underground mining of coal now in Japan. Yasuda coal mine of the Yasuda zaibatsu in the Meiji era begins coal mining. The Taisho era inherited the business Pacific Ocean Coal Mine Co., Ltd., is the golden age has become one of the industry to support the Kushiro to mining the year 2,610,000 tons also of coal. Among the coal mines of the country it has been one after another mine closure by the energy conversion to oil, also the Kushiro Coal Mine Co., Ltd. while reducing the scale currently doing the coal mining business.
※Unfortunately at the end of June 2019, the Kushiro Rinko Railway was abolished.