アイヌ彫刻をアートに昇華した床ヌブリ(とこぬぶり)
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アイヌ彫刻をアートに昇華した床ヌブリ(とこぬぶり)

Ainu Art Toko Nuburi

木彫りのクマやフクロウなどの民芸品で知られるアイヌ彫刻。それを美術作品として意識し、モダンアートに昇華して、アイヌ文化の素晴らしさを国内外に発信してきたのが、釧路市出身の彫刻家・床ヌブリ(とこぬぶり)です。   アイヌ民族の家系に生まれた床ヌブリは、アイヌの叙事詩「ユーカラ」(古くから伝承されてきた物語のような詩)を題材に、阿寒湖畔を拠点に創作活動を続け、30センチほどの小型彫刻から巨大レリーフ、さらに、カナダ・バーナビーの「カムイ・ミンタラ(神々の遊ぶ庭)」に代表される大型野外彫刻を手掛け、国内外で高い評価を得てきました。  

ユーカラ模様をイメージしたフォルムの釧路市民文化会館・前庭の野外彫刻「国民の歌“若い日本”音楽碑」。1964年作

 

アイヌ神話をベースに制作された釧路市民文化会館・館内ロビー2階の巨大レリーフ「神々の国へ」。1980年作

  釧路市民文化会館の前庭には、床ヌブリの野外彫刻制作のきっかけとなった「国民の歌“若い日本”音楽碑」が設置され、館内にも巨大レリーフ「神々の国へ」が展示されています。「なにを彫るか、決めるのは俺じゃない。その木に出会った瞬間、啓示が走って命じるままに彫らされる」という床ヌブリの言葉通り、その木の色や形、木目を活かした作品作りの一端を垣間見ることができます。  

釧路市立美術館で開催された「床ヌブリ展」では、代表作約40点が展示された

  2006年アイヌ文化奨励賞、2008年釧路市文化賞を受賞し、2014年逝去。2017年9月には釧路市立美術館で、その業績を振り返る「床ヌブリ展」が開催されました。活動拠点としていた阿寒湖畔のアイヌコタンには、総監督を務めた「カムイニ(神の木)」や「床ヌブリの店ユーカラ堂」もあり、床ヌブリ作品を訪ねて釧路~阿寒を旅するのも釧路やアイヌ文化を知るよい機会になります。   床ヌブリ(とこぬぶり)は、釧路市生まれの彫刻家。(1937年~2014年) アイヌの叙事詩「ユーカラ」を題材にした数多くの作品は、作品集「カムイ・ミンタラ 神々の遊びの庭」(求龍堂)にも収録。   Ainu sculpture known for handicrafts such as wood carving bears and owls. It is Toko Nuburi, a sculptor born in Kushiro City, who has been conscious of it as a work of art, subliming it to modern art, and disseminating the splendor of Ainu culture to domestic and overseas.  
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